2011年8月18日(木)
今モラヴィアではいたるところで民族衣装のお祭りが開催されています。
最近若い人たちも少しずつ興味を持ちそれぞれの街のお祭りで着る人が増えいてきているのだとか。
そうはいっても着物と同じ、着用はとても複雑。
若い人は年配の先輩方に手伝ってもらい着用するのが常のようです。
今回、モラヴィアのフルクという街で民族衣装を着せているところを取材させて頂きました。
でもまずは下準備。こちらは普段着のアイロン掛けの様子。
こちらのおばあさんは街のアイロンがけ名人です。
ご近所に住むおばあさんにも普段着の衣装で駆けつけてくれました。
こちらが衣装を着てくれるマルケータちゃん。
頭に巻くスカーフはトルコスカーフというそうです。紅色とバラのお花柄が特徴。
巻き方も複雑で今では街で数人の年配の女性しか巻けないのだそうです。
ふくらみが出る様に、下着になる巻きスカートをたくさんつけてその上からカナファスカと呼ばれるスカートを付けます。
こちらはペントレニーと呼ばれる祭事用の豪華な頭飾り。未婚の女性だけが着用を許されるもの。みんなで手伝って形を確かめます。
お姫様のようないでたち。出来上がりです。
おばあちゃんが孫娘に民族衣装を着せる、そんな伝統がいつまでも途切れる事なく
続いていってほしいと思います。