一昨日からプラハは大雪が降っています。私もチェコ滞在も15年になりますが、最近はまとまって積もることが少なく、これほどの雪は2005年以来の積雪のような気がします。
いつも食べているおいしいパンがきれてしまい、主人に買いに行ってもらうついでに、せっかくですので、緊急事態宣言下、冬のプラハの街中のレポートをしてもらいました。
元気ならうちの息子とせめて庭で雪だるま作りでもと言いたいところですが、残念ながら水疱瘡にかかっていて私と息子は家で留守番です。
チェコでは雪が降ると、田舎でも街でもここぞとばかり、スキーを履いた人を見かけます。プラハっ子にとってはこれほどの積雪はまたとない機会ですので、なおさらでしょうか。
大雪のため、トラムも長い間立ち往生です。
トラム22番の向こうに見える建物は国立劇場です。もう長い間観客を入れての公演は行われていません。人通りも案の定少なく、よくみるとトラムの中もガラガラです。非常事態宣言下のうら寂しくも、美しいプラハの街並み。
こちらはカレル橋のひとつ南に架かっているレギイ橋。こちらでもそり遊びをしている親子がいます。
カレル橋もやはり閑散としています。雪の上にはスキーで通った跡もあったとか・・・。バロックやゴシックの屋根に雪がかかり一層幻想的な風情があります。
カレル橋の西端から伸びるモステツカー通りも、かつて主人の通勤路。私もなんども通ったこの道。こんなに人がいないのは初めて目にいたしました。ちなみに正面に見える時計の塔は奥のドーム型の塔と合わせて、バロックの珠玉と称される聖ミクラーシュ教会です。
Photo by Petr Horcicka
今日は鹿のお肉でグラーシュを作りました。
グラーシュはハンガリーがお家元のチェコを含む中東欧に伝わる伝統料理。パプリカ、クミン、マジョラムなどの香辛料といっぱいの玉ねぎを使う煮込み料理です。
最近チェコの森では鹿やイノシシなど野生動物たちが増え、森の維持のためハンターたちが増えすぎた動物たちを間引きをしているというニュースがありました。
またその動物たちのお肉を検査後、食肉として販売しているということもあり、興味を持った主人がジビエの食肉をインターネットで調べていると、お肉屋さんで販売している普通の牛肉よりも安いものが結構あります。
ということで、私も主人も山鹿のお肉を食べた経験はありませんが、買ってみることにしました。
買ってみると、森を走り回っていた鹿さんだけに、硬い筋が肉の合間をしっかりホールドしているという感じ。レシピには筋を取り除きますと書いてあるものの、どこまで取ればいいのやら・・・。筋が多いから安いのかしら?硬い筋は長く煮込んでも硬くて食べられないということもあるのかしら??経験がないだけにだんだん不安になってきます。
筋をせっせと取り除く横から主人が、鹿の肉がどんな味なのか、炙っただけの味を試食してみたいと言います。
筋のない肉部分は殊の外やわらかいので、筋の付いてない小さな肉片を少しステーキ風に焼いてみることしました。
塩・コショウ、ニンニクと醤油で炙って食べてみると、香ばしくて鉄分の多い味。でも臭みはほとんどなく、とても美味しかったこと。
ということで少し脱線したものの、初めての食材、色々と勉強になりました。
圧力鍋で4時間ぐらい煮込んで、鹿さんのむきむきの筋肉も美味しく食べられるほどの柔らかさに。付け合せはもちろんクネドリーク(ソース料理につく蒸しパン的なもの)。さらに「やっぱりグラーシュにはピルゼン(ピルスナービールの略称)だよね!」といことで主人は慌ててビールを回に走り、チェコの正しい週末料理の完成です。
森の中のものをもりもり食べて大きくなった鹿さんのお肉には森のミネラルも栄養分もたくさん。牛肉のグラーシュよりもさっぱりした食後感でした。
山鹿さん、命をどうもありがとうございます。ごちそうさまでした。
毎日コツコツ少しずつ更新を続けているバーボフカですが、この度また新しいメンバーのヴィンテージ・ビジューが揃いました。
撮影用に一堂にまとめてクリスタルのケーキ皿に載せてみたり、脱線気味でこの宝物たちとしばし戯れております。:)
いつもは一点一点販売しておりますが、こうやってまとめて眺めてみるとまた相乗効果で美しさ楽しさ倍増するような気がします。
で、個別に撮影する前にせっかくですからまとめての写真も予告編としてご紹介させていただくことにしました。
1930年代から2000年代までの時代もスタイルも違うチェコ・ヴィンテージのビジューです。それぞれ個性的なビジューばかりです。
このあと撮影をして、写真を調整して、コードを付け、商品にアップされることになります。2月から少しずつ更新していきますので、乞うご期待下さいませ。
(いつまでたってもお目当てのビジューがアップされないぞ!という場合はお気軽にお問い合わせくださいませ。)
最近、今まで長い間コレクションしていたガラスボタンの整理をしています。
そのついでに気になる洋服のボタンを付け変えたり。
今回付け替えたのはブルーのガラスのオーバルの小さなボタン。
とても古いアンティークのボタンで、周辺には金縁があって華やかさがあるところが気にっています。
ちなみに当サイト・バーボフカでも販売してるボタンです。
https://www.babovka.com/item.php?id=7797
↑こちらがリンクです。アンティークのボタンは集めて眺めるだけでもワクワクしますが、実際に服につけて使用しても洋服が見違えるように豪華になります。
これから少しずつ実用に向くヴィンテージガラスボタンも更新していければと思っています。
先週はチェコでも大雪が降りプラハでも久しぶりにしっかりとした積雪がありました。私は用事で行けなかったのですが、主人と息子、友人家族とさっそくそり遊びに出かけました。
雪がしっかり降るのは、昨今は一冬に一回あるかないか程度ですので、他の家族も殊の外たくさん来ていたようです。
三密を避けての楽しい雪遊び。非常事態宣言下、普段はあまりお出かけできず、近所の公園に行き来するぐらいのことしかできませんので、雪に触れるだけでもとてもいい時間を過ごせたと思います。その数日後は春のようなとても暖かい陽気(10度を記録しました。)でしたので、ちょっと遠出をしてそり遊びができたのは正解でした。
春が待ち遠しいけれど冬は冬ならではの情緒があり、久しぶりの雪に私だけでなく、他のチェコ人もちょっと気分があがった数日間でした。