2016年5月10日(火)
チェコも5月になると、一気に春の彩りが感じられます。
そんななか、私の大好きな街、リトミシュルで週末にお祭りが開催され
プラハから2時間半約150kmを車で飛ばして遊びに行ってきました。
今回のお祭りは、リトミシュルの住人や参加者が
古き良き時代1920-40年頃の装いで街を練り歩くというとても楽しいもの。
お天気の良いなか、エレガントなチェコの人たちが
ゆったりと楽しくおしゃれを楽しんでいて、時代はタイムスリップしたかのよう。
街中には1940年代モードのお化粧をしたり
スタイリングをするテントがありました。
遊びですが皆さん真剣で、素敵です。
年配の方の板に付いたエレガントさには脱帽です。
うっとりとした顔で写真を撮る私に素敵な笑顔で応えてくれます。
通りを歩いていると、ノスタルジックで美しい音色。
時代物のオルゴールの展示です。
またクラシックなのは人々の装いだけではありません。
バイクや車も旧車で集合。
街のなかは映画のワンシーンのようです。
ちょうど友人の絵画の展示も開催されていて
ちょうどオープニングパーティーの最中。
小さな中庭ではお祝いにプラハから駆けつけたアコーディオン居酒屋歌手
ペピーチェク・チェチルが歌を歌っています。
ペピーチェク・チェチルはプラハの古い居酒屋で
ずーっとチェコの居酒屋ソングを歌い続けてきた伝説の歌手。
会うと幸運といった気分になるプラハの宝物。
まさに重要文化財的な存在です。
遊んだ後は、お腹が空きます。笑
こちらはリトミシュルで一押しのレストラン・ボヘームの
ジャガイモと牛ほほ肉の煮込み料理。
こちらのレストランでは、チェコ伝説の料理人レティンゴヴァーの
レシピを再現した貴重なお料理が食べられるので、
リトミシュルに来たら外せない一軒です。
そして、これ抜きにはお話が終わらない、そう、リトミシュル城。
お祭りも一段落して、夕暮れの美しい光を浴びるお城。
400年以上変わらない姿で鎮座するチェコの珠玉です。
お話の最後は、〆のスイーツ。
リトミシュル・スイーツでおすすめなのは
ケーキ屋さんでも喫茶店でもなく、レストラン・マリー・スヴェト(小世界)の
シェフが作る甘さ控えめのヨーロッパのお菓子。
本日のスイーツはスロヴァキアのリーヴァンツェという
小さなホットケーキの層に生クリーム、
さくらんぼや森のベリーがあしらわれたもの。

ちょっとやりすぎぐらいなチェコの贅沢な休日の一日でした。